●藤岡町の『横丁鉄道』
栃木県・藤岡市はかつて、渡良瀬川沿いに舟運の河岸があり、市場町として栄えたそうです。 中心市街地には、歴史のある建物が数多く残されています。 その中でも、ひときわ目立つ大きな建物を発見しました。『旧岩崎醤油(株)』です。
『旧岩崎醤油(株)』といえば、栃木の大実業家岩崎清七氏が経営した事業所です! 1842年(天保13年)に清七の祖父 岩崎清兵衛氏が「銭屋」の屋号でこの地に醤油造りを始めました。関東地方でも有数の醤油醸造業として名を成したそうです。 旧岩崎醤油(株)は、昭和52年に正田醤油(株)に営業権譲渡をしましたが、旧事務所は、保険代理店として営業しています。
右手は事務所、左手には大きな倉庫。奥の倉庫は老朽化していますが、瓦葺の土蔵となっています。 正面には、煉瓦造りの煙突も残っています。 現在はわずかな距離の線路跡しか残っていませんが、ゆるやかに曲線の線形となっています。
岩崎清七氏は、日本製粉や東京瓦斯の経営に(社長として)参画したほか、東京商工会議所副会頭も務めました。
【関連リンク(TMO幸手ブログ)】 http://ameblo.jp/shokokai-satte/entry-10319566023.html
http://ameblo.jp/shokokai-satte/entry-10332773875.html
● 第1回 幸手の『横丁鉄道』
● 第2回 明治の元勲が宿泊された由緒ある旅館
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