●横丁鉄道って?なあに???
横丁鉄道は、商店街や町工場の構内にある荷物や製品を運搬する『トロッコ』のことを主に指します。「鉄道」?と思う方も多いでしょう。「鉄道」の定義は、レールを敷いた線路上に貨物・旅客を輸送する運輸機関のこと。つまり荷物を載せて走れば鉄道なのです!
この横丁鉄道、かつてはあらゆる街(主に歴史のある街)に存在していましたが、今では埼玉だと、川越・加須・鴻巣・秩父・飯能・川口・所沢(97年現在)、そして「幸手」に存在しています!
横丁鉄道は、旅や鉄道、街並み関係の書籍や雑誌にて紹介され、秘かな隠れざるブームのようです。この宿場町である「幸手」の貴重な歴史的財産である『横丁鉄道』をご紹介します。
(1)永文商店(中1−7−27)
明治時代に当初は魚屋として開業し、その後、酒屋(味噌・醤油等の食料品も販売)として営業し現在に至っています。お店『永文』の屋号の由来は、先々代(創始者)である永島文太郎さんから取っています。
横丁鉄道は、大正13年頃からあり、軌間(ゲージ)は 約600mm。倉庫からお店まで直線約70mの長さ。荷物は主に商品を運んでいました。今でも現役で動きます。
(2)長島商店(中4−16−43)
こちらも明治時代に硝子商として開業し、現在に至っています。またご主人は昆虫好きで、趣味が高じてカブトムシやクワガタを育て販売しています!
横丁鉄道は、昭和初期にからあり、軌間(ゲージ)は 約600mm。倉庫からお店(駐車場)まで曲線部分もある約80mの長さ。道路から線路があるのが確認できます。今でも現役で商品・荷物を運んでいます。
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