北町商店会にある和菓子店「石太菓子店」は、江戸時代(文久年間)から営業しているお店です。
名前の由来になった、初代中村石太郎氏によって創業し現在に至っています。
数ある和菓子の中でも、創業時からそのまま受け継がれている伝統の和菓子があります。
それが、『塩がま』です。もち米・砂糖・塩等材料を用いて作ります。型に押し固めて作るので、押し物菓子の一種になり
ます。口に入れたときに、「ほっこり〜」とする食感で、お茶と一緒に頂くのが一般的です。 |
なお明治9年6月3日、明治天皇東北御巡幸の際に、幸手宿にお泊まりになり、『塩がま』を献上致しました。
幸手の『塩がま』は、幸手名物として現在に至っていますが、起源は江戸時代(文政年間)に幸手市内国府間で菓子製造を営んでいた、『大阪屋』の樋口清左衛門氏によって作られたといわれています。
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